「我が子を愛せない」誰にも言えず罪悪感に苛まれるあなたに、対処方法とは

こんにちは。矢田の丘相談室の田中です。プロフィールはこちら

ご自身のお子さんを愛せない、
あるいはある子の事は愛せるのに、ある子のことが愛せない、
と言うご相談を受けることがあります。

ご自身でもコントロールができない、そんな気持ちは
どんなところからやってくるのでしょうか。

そして、どう解決すれば良いのでしょうか。

長女のことがどうしても愛せない

私には2人の娘がいます。
夫との関係も良好で、他の人から見れば
仲の良い家族だと目に写ってると思います。

しかし私には悩みがあります。
長女のことがどうしても愛せないんです。

長女が悪い子じゃない、と言うのはわかっているんです。
でもちょっと神経質なところがあって
何事もきちんとしないと気が済まない。

もっとおおらかにやればいいのに、
と思うことがあります。

きちんとしなければいけないと思っていること自体は
むしろ良いことだと思えるのに
不器用な長女の様子を見てると、
いけないことだとは思いながら、
なんだかイライラしてしまいます。

でも何事もなかったかのように
部活で頑張っている長女を励まして
大会の応援に行ったりしている自分に
嘘をついている罪悪感があります。

なぜ愛せないのか、罪悪感の根っこを探る

このような時、私は親役割は「仮面で良い」「演技で良い」
と言うようなことを助言します。
人間ですから、たとえ家族でも
相性が合わない時もあるでしょう。

一方で、
「なぜ愛せないのか」と
罪悪感にさいなまれている場合には、
あなたが体験したかつての、養育した人との関係における、
「愛されていないのではないか」
という疑いや、怒りに起因していることが
非常に多いのも、私の臨床的な実感です。

「愛されていないと疑っては(恩義のある)親に悪いのではないか」
「私は悪い子ではないか」
といった見捨てられる恐れや怒り
が、
典型的原因の一つなのです。

カウンセリングでの例

こういう罪悪感を抱えた人が
カウンセリングにいらっしゃって、
以下のようなことが語られることがあります。

もしかしたら長女は
私とちょっと似ているところがあるのかもしれません。

私自身も長女で

私が母に悩みを訴えようとしても、
「もっと適当にやればいいのよ」などと
適当にあしらわれて


まるで「適当にできないあなたが悪い」
と言われたように思っていました。

妹の方が学校では人気者で
母からも可愛がられていたように

思っていました。

同じことをしても、
私と妹では明らかに
母の対応が違ったのです。
妹をねたましく思ったものです。

さらに

私だって頑張っているのに
「あなたはお姉さんなんだから」と
母に言われたりして。

「どうして私も同じように愛してくれないのか」
「妹ばかりずるい」
「私のどこが悪いの?」
母に言いたい事はたくさんありました。


でもこんなこと言ったら
余計私の立場が悪くなってしまうと
黙っていました。

わかってもらえない孤独感や
なんだか私だけ大切にされていないような感覚
今振り返ると、もしかしたら

母や妹に怒っていたのかもしれません。

今では何ごともなかったかのように
娘を連れて実家に帰ることもありますが

お正月などで妹家族と一同に会すると
私は

なんだか複雑な思いを感じることが
今でもあります。

それは悲しみだったのか、怒りだったのか。カウンセリングで取り上げていくこと。

この事例では、
「もし長女にイライラしてしまったら、
かつての自分と同じ目に遭わせることになる」

という、無意識の抑止力
強力に働いていることが、
想像に難くありません。

感じていることを抑圧すればするほど、
無意識からの反発は大きくなるので、
「絶対にイライラしてはいけない」
と言う強力な禁止は、
このお母さんのイライラを
より増幅させていることでしょう。

この事例のように、
かつての感情や感覚が
心の奥底に冷凍保存されていて、
それが今日の行動に影響及ぼす事は
しばしば起こります。

これは上記のような例だけではありません。

あの時の私に似ているとか、
あの時の体験に似ているとか、
あなた自身のことかもしれないし、
それは他の誰かのことかもしれません。

でも、あなたの心に深く刻み込まれている
過去の体験が、
あなたが気付かない、無意識のうちによみがえって、

あなたの感覚や感情が
あなたが望まない形になる
ことは
本当によくあることなのです。

このような「自分ではコントロールできない感情」は
カウンセリングで
冷凍保存されている感覚や、
感情を解放することによって、
解決できることが多い
のです。

お子さんだけでなく、
家族であったとしても
相性が合わなかったり、愛せないことがあるのは
本当によくあることです。

一方でもしその行動の背景、あなたの思いの背景に、
かつてのあなたの悲しみ
もしかしたら怒りがあるのであれば、
カウンセリングの中で語っていくことで
冷たく凝り固まっていた感情が
暖かく流れ出すかもしれません。

ご相談は、こちらから。

事例は全て架空事例です。

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