言い訳ばかりでミスを認めず、その割に承認欲求だけは強い人への対応とは

こころの健康

こんにちは。矢田の丘相談室の田中です。プロフィールはこちら

言い訳ばかりで自分の非を認めない人っていますよね。

その割に承認欲求が強く、
自分の成果ばかりを主張してきたりして

こちらがイライラしてしまう、
そんな人が身近にいませんか?

そう言う人は、
なぜ自分の非を素直に認めることができないのでしょうか?

そして、こう言う人には、
どのように接すれば良いのでしょうか?

仕事ができないのに、指導や提案を受け入れず、言い訳ばかりの後輩

仕事がたいしてできない、というか

私が見ていないと手を抜いたり、
そんな根回しもしてなかったの?という初歩的なミスがあったりで

どうしようもない後輩がいます。

コンプライアンスが厳しい昨今ですから
柔らかく、穏便にミスを指摘するようにしているのですが

「〇〇さんがそう言ったから」とか
「それはやりました」とか
言い訳ばかりで、反省している節が全く見られません。

疲れるし、イライラしてきてしまい
すごいストレスです。

かといって、できているところを褒めて伸ばそうとすると
調子に乗って

「前回に比べてこれができました」
などと、自己アピールだけは積極的にしてきて

肝心の、到達不足の点やミスに
自分から触れることはありません。

指導するとすごい不満そうなので
こちらから言うのもいい加減疲弊してしまいます。

こんな人にはどう接すれば良いのでしょうか?

ミスを認められない人は「三者関係を育てることにつまづいた人」


人は体だけではなく、心も徐々に成長していきます。

その過程で1番親しかった養育してくれた人、
多くの人にとってはお母さんだと思いますので
ここでは「お母さん」としておきます。

次第にお母さんも、他の人、
例えばお父さんや
もしかしたら下の兄弟が生まれてきて、

いつも自分のことばかり見ているわけではない、
と気付きます。

お母さんにはお母さんの事情がある、と
だんだん分別がついていくようになります。

さらに、自分の考えと親の考えは違うし、
親が間違ってることもある。

この辺になってくると反抗期ですね。
いつも正しくて優しかった親が
気に入らないことを言ってきたり、
間違って手たりするわけですから

激しく否定したり、
「お前なんかどっか行っちゃえ」と
時に思うこともあるでしょう。

こうなってくると、外でお友達と遊ぶ方が楽しくなってきます。
一方で、親と違って、
友達は全然自分の思う通りにはなりませんから
うまく付き合うための処世術が必要になります。

友達と自分は違うし、
友達には友達の事情がある。
自分のわがままばかりは通らないし、
時に我慢しなければならない。
譲らなければいけないこともあるかもしれません。

このようにして、他者の事情を考えるようになってくると
母と自分、と言った「二者関係」から
父や他人といった「三者関係」に耐えられるように
心が成長するわけです。 

そこは
間違えようとわがままを言おうと
自分の言うことを聞いてくれる優しいお母さん、ではなくて、
周囲を見て、他者の事情を考えて
間違えたなら謝らなければならない
関係を維持するために努力しなければならない。
ちょっと厳しい世界です。

仮にここでつまずいたならどうなるでしょう。
例えば、激しいいじめに会うとか。

そういう事情が発生したら、
学校に行かないで、
お母さんとの2者関係に閉じこもっている方が心地よい、
となるかもしれませんよね。

もしくは逆にものすごくスポーツができた、とか
ものすごくお勉強ができたと言ったような
才能に秀でていて

他者に譲ったり、人間関係でつまずいたり、
と言う体験が乏しく

所謂「ちやほやされて育った」場合でも
誰かの心情を慮るといった態度が
不足するかもしれません。

こう言う人は、恋愛に依存してしまったり、
結婚するとうまくいかなくなったり

するリスクがあると思います。

このように3者関係でのつまずきは、
様々な形で
誰にでも起こりえ流のです。

こういった場合に、万能感に浸り続けたい、
ミスを認めたり、できない自分の側面を認めたりしたくない!
となるわけです。

こんな人に疲弊しないためには「養育者役割を押し付けられないようにする」

上記のようなミスを認めたくない人の場合、
何とか2者関係に持ち込みたい

単純化していうと、二者関係における、
お母さんみたいな役割を担わされるので、
こちらが疲れるわけです。
褒めて!認めて!許して!、と言ったような…

職場であれば、そんなことを誰かがする必要はないし、
それをすると関係がおかしくなります。(近すぎる)

このように、考えていくと、
心理的境界線を意識した関わりが重要(養育者みたいにならないこと)
となると考えられます。

具体的には
①できていることも、できていないことも、目にみえる具体的な事象で指摘する(精神論にしない)
 〇〇はよくできていましたね
 この点は、もっと〇〇のやり方にしましょう(具体的な方法を提案型で)

②反省させようとしない(あなたが人格を育てる必要はない)
 「〇〇さんが言ったので」→「そうなんですね。でも◾️◾️のやり方にしてください」
 (言い訳部分は修正しないで、具体的方法について言及)

③承認欲求へは、「失敗する自信が育たなかったんだな」と内心で寄り添い、表面ではサラッとスルー
 
「こんなにできたんです」(自信がないんだな)「そうだったんですね」

④疲弊したあなた自身のケア
 よく理解してくれる人、同僚などに、話を聞いてもらう。
 カウンセリングでもいいでしょう。

ちなみに、言い訳ばかりで承認欲求が強い人自身が、
カウンセリングを受けることも有効です。

カウンセリングでは、
二者関係を通じて、三者関係に耐える力を育てることにもなります。

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