すぐ仕事を手抜きするズルい人がいて、いつも尻拭いさせられて疲れてしまう、というあなたへ。

こころの健康

こんにちは。矢田の丘相談室の田中です。プロフィールはこちら

責任感が強くて、誰もやらない仕事を尻拭いして疲れてしまう、

そんなことってありますよね。

楽をしてずるい人たちの尻拭いは、私がやらなくても良いはずなのに、

モヤモヤしてしまいますよね。

誰も電話を取らないなんて、ずるい!と思うけど

私の職場は電話での問い合わせの対応が結構あるのですが

みんな電話が取れるはずなのに

電話がなっても、たいてい誰も電話を取らないんです。

ずるいなあ、って思うんです。

ずるいと思うけど、耐えかねて大体私がとってしまっています。

お客様のことを考えたら電話を取るはずだとか、

仕事を何だと思ってるんだろうと怒りを感じるし

せめて私1人だけでも、正しい職員の姿をお客様に見せたいんです、

いつも私が尻拭いをやらされてばかりでいることに

イライラしています。

どうしてズルい人の尻拭いをしてしまうんだろう…

自分たちばかり楽をしてずるいですよね。

このずるい気持ちは消して間違ってはいないのだけれど、

時に「ずるい人を許せない」と言う気持ち、

ずるい人に対する怒りから

「せめて私だけは正しくありたい、たとえ疲れ果てていても」

といった、「怒りからくる正しさ」といった気持ちに発展する場合があって

これが「この状況を放って置けない!」

尻拭いの原動力になってしまうことがあります。

この場合の「ずるい!」と思う怒りは、

もしかしたら、過去の出来事からやってきてるかもしれません。

例えば

兄弟の中で、兄はちやほやされていて

いつも欲しいものを買い与えられていました。

私だって平等に愛されたかったけれど

いつもお古の服を与えられて

私だって新しいおしゃれな服を着たかった。

兄だけズルいって。悲しかった。

この例の場合、

平等に扱われなかった悲しみ

大元になっていそうですね。

平等に扱って欲しかった、悲しみを吐き出す

現実的には、ずるい人たちもちゃんと電話を取るように

管理職が指導すべきですが、

メンタルヘルスを保つためには

「頼まれていないことをやらない」と言うことも必要です。

でもその時に、上記のような未消化の悲しみや怒りが心の中にあると

それを阻害してしまいます

つまり「せめて私だけは正しくありたい」
「頼まれていなくても、やるべきだ」
「私は正しくなくてはならない」


となってしまいやすくなるのです。
これはかつての平等に扱われなかった怒りです。

大元になっているその悲しみや怒りを

カウンセリングのような安全な場で

きちんと消化させておくと

かつての怒りから自由になり

頼まれていない事はやらないでおこう

落ち着いて、放っておけるようになると思います。

これを読んでいるあなたも、

尻拭いから解放されてみませんか。

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※事例は全て架空事例です。複製・転載は固くお断りいたします。

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