心の奥底におりのようにたまったモヤモヤ。
話しかけてもそっけない、なんだか相手が不機嫌に感じる。ランチに誘われなかった。何か不味いことしたかな。みんなから浮いている気がする。
人の仕事のアラが気になる。放っておけばいいのに、気付いてしまったら、手を出さずにおれない。私ばかりやっている、やらない人に苛立つ。そんな自分にいつも疲れている。
特に大きなトラブルがあるわけではないので、このモヤモヤを誰にどう伝えればいいのかわからない。周りにはいつも通り笑顔で接しながらも、心の中では助けを求める声が小さく響いている。
『こんな小さなことで悩んでいちゃダメだ』と胸の奥に押し込めて今日をやり過ごす。そんな繰り返しが、また新たなモヤモヤを生む。
人と関わることに疲れてしまった。時々、もうどうでもいいや、と投げやりになることもある。
もしこんな思いに心当たりがあったら、それはあなたのこころのSOSかもしれません。
このような漠然とした人間関係の疲れは、昔々のあなたのこころを傷つけた体験からやってくる、「緊急避難対応」の名残りである可能性があります。人間は怖かったり、苦しい体験をすると、その場を乗り切るための「緊急避難対応」を編み出すのです。
例えば、
もうあんな思いはごめんだ。私さえ我慢すればいいんだ。何も言わないほうが得策だ。
キチンとしていなければならない。どんなに疲れていても。私がこんなに努力しているのに、どうして報われないんだ!
怒らせてしまったかな。私のあの行動がいけなかったかな。
このような考えのもとになる傷つき体験は、家族が不仲だった、職場や学校で酷いいじめにあった、など人ぞれぞれですが、共通しているのは、「もう今日では役に立っていない対策なのに、強力な癖となって、今もあなたを支配している」と言う点です。
こんなあなたの心のSOSに、耳を傾ける機会をもってみませんか。そして、かつてのあなたの気持ちを解きほぐして、今日ではあなたを苦しめるだけの『昔の緊急対応』とお別れして、楽に生きませんか。カウンセリングでは、過去の傷つきを癒し、新たな自分を発見するお手伝いをさせていただきます。
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